2020年02月21日

『ビッグ・クエスチョン』B/4

 スティーヴン・ホーキングは「ビッグ・クエスチョン(原題:Brief Answerds to the Big Questions)」として、宇宙の解明を提示した。これはよくわかる。しかし、9章にて人工頭脳(AI)を問題として提示している。これはいささか意外である。宇宙物理学とは関係ない。専門領域外ではないのか。

 私が素人ながらもし「ビッグ・クエスチョン」として提示するならば、第一に、ホーキング氏同様、「宇宙」である。そしてそれはやはり、素粒子の世界・量子力学の分野とビッグバンの世界・宇宙物理学の分野からのクエスチョンである。

 第二のビッグ・クエスチョンは、宇宙と地球の歴史である。137(138)億年前に宇宙が出現した。120億年前に旧銀河系ができた。100億年前に銀河は他の銀河と衝突して、今の天の川銀河宇宙が出来上がった。46億年前に太陽系が出来、最初に木星ができた。土星ができた。そして源地球ができた。源地球に巨大な天体(火星ほどの大きさか)が衝突して月ができた(複数の天体の衝突という説もある)。
 38億年前に地球上に生物が出現した。35〜27億年前にシアノバクテリアが酸素を創り出し、約20億年前にミトコンドリアを取り込んだ宿主が生まれた。5億年前に生物の大爆発発生期が生じた。こうした流れの中の地球44億年の歴史である。

 なお、NHKにて放映された太陽系をテーマとした番組では、巨大な木星は太陽の周りをまわりながら徐々に太陽に接近していった、とのこと。その間、太陽系のガス・塵・岩石・小惑星を重力により拡散させ、本来ならばできていたはずの惑星をつくらせなかったという。
 そして、徐々に出来つつある源地球にも近づいてきた。もしこのまま木星が接近してきていたならば地球は存在し得なかった。
 ところが、ある時に木星の接近が収まり、安定した軌道を回るようになった。これが今の木星である。木星をそうさせたのは土星だという。太陽と木星と土星の位置のバランスがとれたわけである。
 そして、その結果、地球は実に素晴らしい位置を保つことができたという。生命の発生はこうしてできたわけである。木星様様であり、土星様様である。

 ホーキング氏から外れてしまった。元に戻る。
 第三は、700万年の人類史である。ホモサピエンスに至るまでの人類史である。旧石器時代までの、文明というものが出現するまでの歴史である。

 第四は、DNAである。あらゆる生命体のDNAであり、DNA史である。昆虫のDNAとその歴史を知りたい。昆虫出現時のDNAと今の昆虫のDNAの違いを知りたい。蟻のDNAと蜂のDNAの関係性を知りたい。いったい、昆虫の祖先はどんな生き物だったのだろうか、どのような系統図が描けるのだろうか。知りたい。
 さらに、遺伝子組み換えとゲノム編集の未来を知りたい。蚤の跳躍力をもった人間、チータのように走れる人間、イルカのように泳げる人間、そして巨神兵のような巨大にして強靭な躰をもった人間が可能なのか否か、知りたい。

 すでに中国ではゲノム編集に基づいての遺伝子組み換え実験が行われているという(本当かどうかは確かではないし、どれほど研究が進んでいるのかはさらに確かではないが)。もしそうだとしたら、実験が成功して生まれてきた子どもたちが若者になった頃には、オリンピックの全種目の金を中国が獲得することになる。
 しかし、そうした中国の目論見も達成する前に、とんでもないことが起きるのではないかと、予測する。その予測が第五である。(2439)
posted by 矢島正見 at 14:00| 我流雑筆