2019年07月01日

ビッグバン前

 ある名もない研究者は考えた。ビッグバンの始まりについてである。
 現宇宙にはおよそ1兆個の銀河があるという。そして各銀河の中心には超巨大なブラックホールがあるという。つまり、現宇宙には1兆個の巨大ブラックホールがあるということである。今まで観測された最大質量のブラックホールは太陽質量の約100億倍であるという。

 その宇宙には巨大な一つの銀河が存在していた。現宇宙のすべての銀河を集めた以上のとてつもなく超巨大な銀河である。そしてその中心にはとてつもなく超巨大なブラックホールが存在していた。太陽質量の約100億倍のさらに1兆倍の質量をもつブラックホールである。
 ここでは重力崩壊が完ぺきなまでに起こるので空間も時間も無くなる。超巨大な銀河は次第に超巨大なブラックホールに吸い込まれていき、銀河全体がブラックホールと化す。そして巨大なエネルギーの小さな(太陽系ほどの)塊となる。
 縮小が最高点に達した時、大爆発が起こった。それがいわゆる現代宇宙物理学で言うところの「ビッグバン」である。前宇宙の質量は、その際、ダークマターとして新宇宙に拡散された。そして新宇宙では新たに陽子・電子・中性子・素粒子がつくられた。

 ある名もない研究者が、ノーベル賞を獲得したか否かは未来のことであるので、定かではない。少なくとも現時点ではノーベル賞にはなっていない。(2362)
posted by 矢島正見 at 12:15| 我流雑筆