2019年01月17日

『放浪記』G/8(完)

 なお、私としては、放浪記以前をもっと知りたい。『放浪記』には、「第一部」の前に「放浪記以前」という項がある。ごく簡単な記述なのだが、それが面白い。8歳までのフミコを知りたいし、直方時代のフミコをもっと知りたいし、尾道時代のフミコを知りたい。そして、最初の男に捨てられるまでのフミコを知りたい。
 解説では、それに関しては、『風琴と魚の町』という小説にて書かれているということなので、暇があったら、それを読むことにする。
 なお、尾道では、フミコの通った学校や林芙美子記念館に行ったことがある。ふるさとのないフミコにとって、ここが故郷だったのであろう。
 林芙美子は自らを不美人と言っている。今少し美しく生まれていたら、と嘆いている。しかし、記念館での写真を見ると、確かに小太りであり美人とは言えないが、決してブスではない。(2310)
posted by 矢島正見 at 22:17| 我流雑筆