2018年11月06日

『包丁ざむらい―十時半睡事件張』

 白石一郎の『包丁ざむらい―十時半睡事件張』を読んだ。十時半睡事件張シリーズの第一弾である。かなり以前に一度読んでいる。20世紀のことだ。
 NHKで、この十時半睡事件張がドラマ化され放映されていた。半睡役を演じたのは島田正吾であった。沢田正二郎亡き後、辰巳柳太郎と共に新国劇を支え続けた大俳優である。私は辰巳よりも島田のほうが好きだった。
 それはともかくとして、実に楽しく、気楽に読める小説である。頭が疲れたときのカンフル剤である。一度読んでも忘れてしまっているので、新鮮に読める。
 ここには「第一話」から「第十一話」までの11本の短編小説が掲載されている。のんびりと、一日一話程度読んでいったので、ほぼ10日ほど費やした。『土』と読み方が全く異なる。まさに「のんびり」である。(2287)
posted by 矢島正見 at 11:39| 我流雑筆