2018年07月21日

「法痴国家ニッポン」

 『サイゾー』という摩訶不思議な雑誌が毎月送られてくる。その中に、河合幹雄氏が「法痴国家ニッポン」という専門随筆を書いている。毎回愛読している。今回(7月号)は「広島の脱走潜伏事件に見る“開放刑務所”の奇跡的大成功」というタイトルで書かれている。
 私も同じ見解である。本来ならば保護観察で良い。それを法務省が欧米をまねしたのか、欧米のやることはすぐに研究者が指摘するので、やらざるを得なかったのか、とにかく“開放刑務所”なるものを作った。彼はそこに入れられた。社会内処遇で十分であったのに。厳罰化という時代の流れなのかもしれない。
 この事件で、私が連想したのは吉村昭の『破獄』である。映画にもなった。その主人公ほどの身体能力と頭脳を持っている人物であると思われる。私が中小企業の社長であるならば、出所した彼を雇い入れる。(2245)
posted by 矢島正見 at 16:53| 我流雑筆