2018年02月22日

オリンピックの国家主義D

 第18回オリンピックが1964年に開催された。東京オリンピックである。いや「オリンピック東京大会」である。東京という都市で開催される大会である。
 実施競技種目数は20競技・163種目。参加国・参加選手数は93の国と地域・5,152人であった。
 十年近い歳月をかけての国家総動員体制での巨大祭典であった。オリンピックという名の日本国土開発総合政策であった。政治とスポーツの分離という理念は、国家間の政治とスポーツの分離ではあったが、開催国の政治とスポーツの分離ではなかったのである。政治とスポーツとの巨大な癒着である。具体的に言えば、政府と東京都と各種競技団体組織とマスコミと企業の共催の饗宴であった。
 まさに、都市・国家・マスコミ・企業が中心となっての国民総動員の「おおハシャギ」がおこなわれた。結果、国民も大はしゃぎであった。10月23日夜、女子バレーボール決勝戦のTV視聴率は85%にも達したと言われている。(2184)
posted by 矢島正見 at 23:07| 我流雑筆