2018年02月11日

国民に「戦争への備え」呼びかけ

スウェーデン、国民に「戦争への備え」呼びかけ(1/18(木) 10:55配信 CNN)

 「ロシアの脅威の高まりを受けて軍備を増強しているスウェーデンが、戦争に巻き込まれる事態を想定した備えを呼びかけるパンフレットを、この春にも470万世帯に配布する。」
 「パンフレットは市民に対し、「平和時における危機や惨事だけでなく、社会とスウェーデンに対する別の種類の攻撃」にも備えるよう促す内容。「世界がひっくり返った」事態を想定し、自宅に十分な量の食料や水や毛布などを用意しておくよう国民に助言するとともに、自治体に対してはかつての冷戦時代の防空壕(ごう)を準備するよう求めている。」
 「有事対応当局者は17日、CNNの取材に対し、パンフレット作成の背景として、バルト地域の治安情勢を挙げた。」
 「スウェーデンは全土で軍備強化を図り、徴兵制を復活させるとともに、バルト海に面した戦略的な要衝となるゴットランド島に部隊を配備している。」
 「徴兵制は2010年に廃止されたが、17年3月になって、徴兵制を18年から復活させると発表した。」
 「15年2月には、国防予算を今後5年間で7億2000万ドル増額することを決定した。しかし国防軍の人員は不足している。」

 スウェーデンも、「過去の戦後」から「未来の戦前」に時代が移行しているようだ。第一次世界大戦での帝国主義国家ロシア、第二次世界大戦での共産主義国家ソビエトにつづく侵略される恐怖に襲われつつあるようだ。福祉大国スウェーデンの国家予算がどのようになるのか、大きな関心である。
 なお、スウェーデンすらこうなのだから、実際にソビエトに支配されてしまった歴史のあるバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)は、さらに恐怖であろう。

 気になったので、Wikipediaで「エストニア」を検索したところ、「2014年2月18日、ロシアのラブロフ外相とエストニアのパエト外相は、旧ソ連時代の国境線に従って両国国境を画定する条約に調印した。領土について一切譲歩しないという姿勢のロシアと、早期の国境画定を促すEUやNATOに押され、エストニアはペツェリ地区への主張を放棄することになった」とある。
 1991年にようやく独立したものの、ロシアのしつこさに、領土の一部を放棄せざるを得なかったというわけだ。ちなみに、軍隊はあり、「徴兵制度により18から28歳の男性は8から11ヶ月の兵役をつとめる」と書かれている。
 なお、三国の中では、西欧諸国に一番近いリトアニアが最も政治的にも経済的にも安定しているようだ。(2178)
posted by 矢島正見 at 14:08| 我流雑筆