2018年01月28日

織田作之助『女の橋』『船場の娘』『大阪の女』

 三部作である。小鈴⇒雪子⇒葉子の三代記。芸者の女、芸者の妾の子どもの人生行路である。
 三人の女に意気地のない男が絡まるのは織田小説の特徴。ただし、織田の描く女はたくましい。男のような軽薄・能天気ではない。世間のしがらみのなかで惨めではあるが生き抜いている。しかも、最後の葉子には期待を持たせて終わらせている。(2170)
posted by 矢島正見 at 15:54| 我流雑筆