2017年12月22日

『淵』

 太平洋もの。南海の諸島で破滅していく男の物語である。
 ヘルマンヘッセの『車輪の下』に通じるものがある。二人はほぼ同時代の作家だ。生きる意味を探し求め悶々と苦悩する近代青年の時代、まさにそのものの作品と言える。(2149)
posted by 矢島正見 at 22:29| 我流雑筆