2017年11月24日

シンゴジラC

 巨大なビルは次々に破壊されるものの、一戸建ての住宅・低階層マンションの破壊はほとんどない。人が踏みつぶされる場面もないし、血だらけの人びとが泣き叫ぶこともないし、死体が氾濫している場面もない。
 要するに、きれいすぎる、心地良い破壊である。ここだけは子供向けである。リアリティのない描写であり、今までの破壊映画そのままの描写であり、ゴジラ映画の、もしくは怪獣映画の伝統の受け継ぎである。
 大人も子ども向けの破壊が好みになってからもう数十年たっているのではないだろうか。今の平和な時代、本当の残酷さは誰も見たくないのであろう。(1242)
posted by 矢島正見 at 20:36| 我流雑筆