2015年07月05日

「『日本海軍の興亡』からの近代日本戦争史雑考」そのM

 日露戦争は勝てる戦争ではなかった。ただ、一時、戦況を有利に進めることは可能だった。さすれば、国債は売れる。友好国であるアメリカや同盟国となったイギリスが買ってくれる。さすれば軍事費を捻出することができる。
 戦争は、経済力であり、財力であり、外交力である。政府高官はこれをよく知っている。知らないのは国民である。軍隊が戦争するものと思っている。(この点では、戦国時代の農民のほうが当時の日本国民よりもよほど戦争というものを理解していたと言える。)
 長引けば、必ず負ける戦争であった。(1795)
posted by 矢島正見 at 12:59| 我流雑筆