2015年06月30日

「『日本海軍の興亡』からの近代日本戦争史雑考」そのJ

 こうして海軍は山本権兵衛の時代を迎える。海軍きっての切れ者は、陸軍に比べ一段低い立場に置かれた海軍の存在を高めることに専念した。陸海対等の関係の構築である。
 これは功を奏し、海軍の予算は増加の一途をたどり、近代海軍が日露戦争直前に成立する。すなはち日本初の連合艦隊である。
 しかし、山本権兵衛の功績はあったであろうが、海軍の充実化は時代の必然であった。国内の反乱分子を平定し、国家の安定化が確立した後、いよいよ日本は本格的に海外に目を向け出したのである。具体的には台湾・朝鮮半島の支配である。(1792)
posted by 矢島正見 at 22:47| 我流雑筆