2014年10月28日

戦勝国は反省しないA 我が国の戦勝概史

 明治維新の征韓論などは、徳川幕府を滅ぼした連中のおごりである。どんな理屈をつけようと、一方的に戦争を吹っかけようとしていたのだから。自分たちが西欧列強から侵略される危機を脱したら即、自分たちがその西欧列強の真似をし出した。まさに、おごり高ぶりである。
 その延長で日清戦争が起こる。ここでも成功する。戦勝国となる。戦勝国は反省しないという歴史的法則が貫徹する。まったくの反省がない。そして日本の繁栄構築のための次のステップを歩みだす。つまり、近代西欧帝国主義・植民地獲得主義侵略路線である。
 勝つ可能性の極めて低い日露戦争に突入である。満州の権益をすべてロシアに与えて、朝鮮半島の植民地支配を保障させる、という政治路線で行けば、対戦は免れたであろう。しかし、勝って反省しない国は、こうした譲歩路線・退却路線を政治選択出来ない。
 その日露戦争まで勝ってしまった日本が、その後反省するはずがない。太平洋戦争に突き進んでいったのは、日露戦争に勝ってしまったからであり、勝って反省しなかったからである。「おごるもの久しからず」。
 教訓。負けて反省するよりも勝って反省するほうが大事。(1678)
posted by 矢島正見 at 23:49| 我流雑筆