2005年08月28日

徒然自分史(9)鼻G

 術後しばらくして、鼻から詰めてあるガーゼを抜く。麻酔なしなので、これが実に痛い。
鼻の穴からガーゼが出てくる。1メートルほどのガーゼが左の穴からも、右の穴からも出る。ここまでは順調、さほど痛くなかった。
翌日は次のガーゼ。そこからが痛かった。ようやく、全て出たと思ったとたん、ドロドロドロと血が噴出してきた。医師はあわてて、新しいガーゼを詰め込む。元の木阿弥である。
その翌日、2本目のガーゼが全て取れ、最後の3本目のガーゼに取り掛かる。本当の悲劇はここから始まる。最後のガーゼは血海の塊で、10センチと出てこない。そこで無理やり引き出すことになる。30センチほど出てきたところで、ドバーッと血が吹き出る。そこで1メートルほどのガーゼが新たに詰め込まれる。
翌日、その詰め込まれたガーゼを引き抜き、元から詰め込まれていたガーゼを引き抜く。これも30センチほど引き抜くと、ドバーッと血が噴出し、新しいガーゼが詰め込まれる。
こうして何日もかけて、左右両方の鼻の中のガーゼを出すのだ。痛さをこらえ、血を吹き出させて、パジャマを血染めにしての、涙にむせぶ日々であった。
posted by 矢島正見 at 00:00| 我流雑筆