2004年11月14日

告白(54)女S伝言板

 ケータイ電話どころか、家にも電話のなかった頃のこと。高校1年の冬のこと。
中学の同期会を開くことになった。幹事は私と彼女。私は「正見」なので「マミ」、彼女は「久美(ひさみ)」なので「チャミ」。
当時、『愛と死を見つめて』という小説・テレビドラマ・映画・歌が大流行で、主人公の二人は「マコとミコ」。で、「マミとチャミ」なんて言って、いちゃついていた。
さて、私と彼女。高校は違ったが、駅は同じ。そこで同期会の打ち合わせのため、駅の伝言板を使った。
当時、どの駅にも小さな黒板の伝言板というのがあった。その伝言板に、「○時○分発に乗る。チャミ」なんて書いてあり、私も「わかった、俺もそれに乗る。マミ」なんて書いて、同じ電車(当時は1時間に1本)に乗り、帰りながら打ち合わせ、なんてシャレたことをした。
そんなたわいないことが、実にウハウハのワクワクであった。純情だったのだ。
posted by 矢島正見 at 00:00| 我流雑筆