2003年07月12日

心心心

 12歳事件で、どうやらまたまた、心・心・心と、マスコミは騒ぎ出している。
12歳の子どもが殺人を犯す限り、そこにはよほど異常な心が潜んでいるかのごとく、いや必ず潜んでいるという確信(私に言わせれば妄信)のもとに、マスコミはストーリーを組み立てる。
そして教育行政は「臨床心理」「カウンセリング」とお定まりの対策をまたまた提示する。
こうして臨床心理大繁盛となる。こんな事件が1年に2、3度あれば、臨床心理学の偏差値は高レベルで安定化することであろう。
どうしてこうも、安易に「心」の問題としてしまうのだろうか。まさに世の中「心の時代」である。ストレスにトラウマ、これほどまでに「心の痛み」が最大の重大ごととされ、「心のケアー」が後生大事にされる時代は、かつてなかったし、おそらくこれからもないことであろう。
テレビのワイドニュースは心を覗き、スケベ番組は躰を覗く。果たしてどちらが有害なのか。
posted by 矢島正見 at 00:00| 我流雑筆