2002年10月19日

「『青少年問題』の50年」

 理事長をしている財団法人青少年問題研究会編集・発行の『青少年問題』が来年で第50巻目を迎える。つまり50年目に入ったということである。
それを記念して、2003年1月号から「『青少年問題』の50年」と題して、私が第1巻からの記事を紹介して、コメントするという2頁もののエッセイがスタートした。
やりだしてみるとなかなか面白い。50年前の秋田県の長期欠席中学生は10%にも及んでいたこと、そのほとんどが貧困による家業の手伝いや義務教育中途での身売り、そして肺結核であること。なんだか『二四の瞳』を想い描いてしまう。
売られていく娘達のことでは、売春よりも売られる前の貧困のほうが深刻であること、年季が明けても、娘達は貧困の実家に戻ろうとはせず、売春を続けること。
イカ釣り魚の中学生男子達の過酷な労働、にもかかわらず一人前の男として一家を支えているという自負心。今の子どもたちにはないものを持っていたということ。
50年前にも、たいした問題性はないにもかかわらず、ごくありふれたこととして、孤独な少女は桃色遊戯に走っていたということ。
「身売り」「口減らし」「転落」「桃色遊戯」「ヒロポン」「愚連隊」等、今では廃語とも言える言葉もなつかしい。こうご期待。
posted by 矢島正見 at 00:00| 我流雑筆