2020年05月19日

『悪人列伝 古代編』A/4

 思うに私の読書歴(読書個人史)は、いくつかに分かれる。その最初は漫画である。少年月刊誌(『少年』『少年画報』『冒険王』『おもしろブック』『ぼくら』)であり、貸本屋である。『剣』シリーズや『街』シリーズを借りて来ては兄貴と共に読んだ。小学校に上がる前から小学三年生の頃にかけてのことだ。

 次は、少年小説である。『怪人二十面相』『少年探偵団』『怪盗ルパン』『名探偵シャーロックホームズ』と探偵小説に始まり、興味はSF冒険小説に変わり、『地底探検』『海底二万マイル』『失われた世界』『海賊赤ひげ』『アラビアンナイト』さらに月刊誌『中一(二、三)時代』『中一(二、三)コース』等へと進んだ(ただし、読んだのは小説だけ)。これが小学四年から中学生にかけてのことだ。特に中学二年生からは乱読に突入した。

 高校に入ると、日本文学・外国文学のいわゆる名作を読むようになった。兄貴が日本文学全集と世界文学全集を持っていたし、一時期、雑誌『文藝』を購読していたので、それを読み漁った。主に好きだった作家は、芥川龍之介と太宰治である。
 大学時代・大学院時代では、森鴎外、有島武郎、谷崎潤一郎、石原慎太郎、大江健三郎、セリーヌ、ヘンリーミラー、モーム等である。

 30代頃から純文学に飽きて来て、読み始めたのが日本のSF小説である。筒井康隆、小松左京のファンとなった。また、推理小説にはまり出し、日本では、江戸川乱歩、松本清張、佐野洋、等、外国では、ポー、エラリークイーン、クロフツ、等である。
 50代頃からは歴史小説・時代小説に移行する。山本周五郎、井上靖、司馬遼太郎、藤沢周平、白石一郎、そして海音寺潮五郎である。

 今は、新しく書かれた小説はほとんど読む気になれない。多少読んでみても、つまらない。漫画がつまらなくなったのと同じだ。映画もつまらなくなった。科学や歴史の本のほうがよほど面白い。なお、哲学や社会学の本もつまらない。(2481)
posted by 矢島正見 at 18:24| 我流雑筆