2020年04月03日

『薬物依存からの「回復」』

 『薬物依存からの「回復」―ダルクにおけるフィールドワークを通じた社会学的研究』を読む。
 近年、芸能人・タレントの覚せい剤等使用を、あたかも重大な社会問題かのようにマスコミはわめきたてている。こうした事件で一番喜ぶのはテレビ局である。ニュースワイドショーの面白いネタとなり、これだけで放送時間を引っ張ることができ、視聴率が稼げて、スポンサーに喜ばれるわけだ。〈芸能界+犯罪〉は実においしいのである。
 「ダルク」は薬物使用者の立ち直りの場である。使用者同志が集まっての組織団体である。そこをフィールドとして、長期に渡り丹念に聞き取り調査をし、観察調査をしたのが本書である。
 しっかりと良く出来上がっている。(2455)
posted by 矢島正見 at 19:19| 我流雑筆