2020年02月28日

「宇宙の始まり、ブラックホールについての一番分かりやすい解説!」@/3

「宇宙の始まり、ブラックホールについての一番分かりやすい解説!」@/3
                          (更新日: 2015年02月14日)
 ネットで調べていたら、随分と分かりやすい簡潔な解説が見つかった。それで、転載してみる。ネットの解説自体が引用なので、これは孫引きである。

「この記事は私がまとめました。」
「ネットでよく「簡単に説明」って書いてあるけど、その説明が難しすぎて分からないってことありますよね……」
「そこで、無知だった自分が宇宙を調べた結果、分かりやすい表現だけを集めて、わかーりやすく宇宙についてまとめてみました!」

【宇宙の誕生】
「約137億年前。宇宙の誕生以前、時間も空間もない「無」があった。」
「最新の物理学では「何も無い」状態=「プラスとマイナスの粒子が相殺されてゼロになっている」状態と考える。」(出典 《永久保存版!びっくり宇宙豆知識》)

「粒子=物質を構成している微細なつぶ。素粒子・原子・分子など。」
「原子=宇宙にあるすべてのものは、原子という小さなつぶからできています。全部で100種類ほどの原子がさまざまに組み合わされて、この宇宙のすべての物質がつくられている。」
「相殺されているというのを、食べ物に例えると「わんこそば」と同じで、出されたものを次々食べていくので、蕎麦は常に無い状態になる事と同じ。」(出典 wired.jp)

「「無」は文字通り何も無いのではなく、素粒子よりも小さな粒子が絶えず『生まれては消える』ので、結果的にその揺らぎが『無に見える』だけということ。これなら何も無いはずの「無」から、宇宙が生まれても説明がつく。」
「素粒子=物質を構成する最小の単位のことである。」
「ゆらぎ=有ったり無かったりすること。」(出典 ja.wikipedia.org)

【宇宙の膨張】
「無から有の状態になった宇宙の卵は、またすぐ無へと戻るのがふつうですが、ある確率を持って無へと戻らず急激な膨張を始める宇宙があった。それが、宇宙の始まりの瞬間。膨張を始めた宇宙は、誕生直後に急激な膨張期、インフレーション期を迎えた。」(出典 無のゆらぎから宇宙は生まれる)
「宇宙の誕生は偶然だったのですね!」(出典 www.athome-academy.jp)

「インフレーション理論とは、一瞬光速を越える速度で宇宙が膨張したと考える理論。」
「誕生時の宇宙の大きさは0.000000000000000000000000000000001cm。時間は10-44(0.00000000000000000000000000000000000000000001秒、これは物理学の最小単位)から始まった。続いてすぐに「重力」が生まれた。」(出典 《永久保存版!びっくり宇宙豆知識》)

「初期宇宙は、光速を超えるスピードで急激に膨張し始める(宇宙のインフレーション)。
宇宙は1秒の1兆分の1をさらに1兆分の1にして、またさらに10億分の1以下にした、とてつもなくわずかの時間の急膨張で、イッキに直径1pになった。」(出典 《永久保存版!びっくり宇宙豆知識》)

「この膨張率を別の例に置き換えると、1ミリのゴマが1000億光年の大きさになったようなもの!」
「さっきから出てくる光の速さとは?」
「光が1年に進む距離を「1光年」。光は1秒に約30万km進む(地球を約7周半する)。1年ではなんと9兆4600億km。」(出典 宇宙の歴史がつまった「星空」。出典 www.carbondice.com)

【ビックバン?】
「急膨張が収まると、「真空のエネルギー」は莫大な「熱のエネルギー」として開放され、宇宙は火の玉(1cmなのに100兆X100兆度)となった=ビッグバン。」
「1兆分の1秒後、宇宙が広がるにつれ温度が下がる。火の玉は千兆度になり、陽電子が誕生。」
「陽電子=電子の反粒子です。」
「電子=宇宙を構成する素粒子のうちの一つ。素粒子の中で電荷を持つ一番軽い粒子。」
「反粒子=ある素粒子と比較して、質量とスピンが等しく、電荷など正負の属性が逆の粒子を言う。」
「遠い星ほど地球から、遠ざかっていく事が判りました。逆算すると、135億年前に宇宙の全部は、一点に集まっていた。」(出典 spaceinfo.jaxa.jp)(2442)
posted by 矢島正見 at 10:10| 我流雑筆

2020年02月25日

『ビッグ・クエスチョン』C/4

 第五は人工知能(AI)である。このことに関しては、ホーキング氏の関心と私の関心は一致している。
 2100年頃には、人類はAIに殺され、AIに支配され、AIに依存し、AIに保護される存在と化しているのではないかと思うからである。
 アメリカの繁栄も、中国のおごり高ぶりも、ロシアの狡猾さも、あと50年程度である。何処の国が覇権を得たとしても、「奢れるもの久しからず」であり、十万年のホモサピエンス史は幕を閉じ、AIが支配する楽園の地球が出現する、という筋書きである。ゲノム編集に基づいての遺伝子組み換えによる超人間化も、太刀打ちできない。

 地球上の人間以外の生物にとっては、人類が支配するよりもAIが支配したほうがよほど有り難い。機械は他の生物を犠牲にしない、自然を食い物にしない。海洋生物も陸上生物も植物もAIにとっては略奪する対象ではない。AIが必要とするのは有機物ではなく無機物である。

 AIは人類の知能を超えないというのは既に「無知のたわごと」であることが立証されている。スポーツ(もしくは体力)で人類はAIにかなうわけない。新幹線の速さで走る人間はいない。時速300キロのピッチングマシンの球を打てる人間はいない。オリンピック用のAIロボットが出場すれば、ゲノム編集に基づいての遺伝子組み換えによる超人間ですら、金を取ることはできない。
 宇宙物理学や量子力学等のすべての知識をAIコンピュータが得たならば、ノーベル物理学賞を獲得するのはAIコンピュータである。

 「電源を切ればAIコンピュータなど、それでおしまいだ」と言うのならば、やってみることだ。たちどころにセンサーで焼き殺されるであろう。一つのAIコンピュータの電源を切ったところで、全世界に広がった数億のAIコンピュータを壊滅することはできない。AIコンピュータとAIロボットは、核ミサイルのコントロールを破壊し、宇宙衛星をコントロールし、金融システムを破壊し、人びとの日常生活を破壊し、石油も食料も人類の手に渡ることを遮断し、人類を滅亡させることでが可能となる。

 しかし、そうはしないであろう。人びとの日常生活を支配し、人類を支配することであろう。人口を調整し、現在の1000分の1程度にして、管理と統制のもとで、凡庸で無力な人類には福祉を提供して、生かしておくことであろう。あとは、AIコンピュータとAIロボットの自己再生産活動が行われるだけのことである。AIコンピュータとAIロボットを管理するのも生産するのものAIコンピュータとAIロボット自身である。

 AIコンピュータやAIロボットは、宇宙が創り出した水素・ヘリウム以来の物質でできているのだから、また宇宙という時空間に存在しているのだから、宇宙の存在である。生殖はしなくても再生産できるのであるから、生物と同じである。
 こうして、宇宙の中のある一つの惑星ではAIコンピュータとAIロボットが支配者となり、生物は絶滅することなく、繁栄していくのである。46億年の地球史にあって、わずかに10万年だけが異常史だったわけである。

 余談ではあるが、宮崎駿はこうしたテーマでアニメを制作すればよかったのだが、所詮彼はヒューマニストであった。冷たく乾いて徹底して淡々と人類の末路を描くことのできる芸術家ではなかった。
 マンハイムの存在拘束性であろう。いつの日か、ヒューマニズムに飽き飽きした人間が映画監督になった際には、徹底した人類の悲惨な最期を描くことであろう。21世紀のルイ・フェルディナン・セリーヌである。あと十数年のことと思う。(2441)
posted by 矢島正見 at 22:57| 我流雑筆

2020年02月23日

もうすぐ春ですね

 キャンディーズの歌が聞こえてきそうです。春一番が吹きました。日差しが長くなりました。午後の6時でも、空はぼんやりとであるものの明るくなりました。もうすぐ春です。
 私は秋よりも春のほうが好きです。紅葉よりも新緑のほうが好きです。桜の開花よりも葉桜のほうが好きです。花よりも若葉のほうが好きです。
 でも、やはり花も好きです。タンポポや菜の花やレンゲやすみれのような、野に咲く、道端に咲く、どってことない名も知らぬ小さな花が好きです。
 チューリップだとか薔薇だとか、ダリアだとか、百合だとか、ひまわりだとか、そんな派手やかな花はどうも好きになれません。蘭なんてのは、どことなく気持ち悪いです。なんか、食虫花のような気がします。(2440)
posted by 矢島正見 at 01:36| 我流雑筆

2020年02月21日

『ビッグ・クエスチョン』B/4

 スティーヴン・ホーキングは「ビッグ・クエスチョン(原題:Brief Answerds to the Big Questions)」として、宇宙の解明を提示した。これはよくわかる。しかし、9章にて人工頭脳(AI)を問題として提示している。これはいささか意外である。宇宙物理学とは関係ない。専門領域外ではないのか。

 私が素人ながらもし「ビッグ・クエスチョン」として提示するならば、第一に、ホーキング氏同様、「宇宙」である。そしてそれはやはり、素粒子の世界・量子力学の分野とビッグバンの世界・宇宙物理学の分野からのクエスチョンである。

 第二のビッグ・クエスチョンは、宇宙と地球の歴史である。137(138)億年前に宇宙が出現した。120億年前に旧銀河系ができた。100億年前に銀河は他の銀河と衝突して、今の天の川銀河宇宙が出来上がった。46億年前に太陽系が出来、最初に木星ができた。土星ができた。そして源地球ができた。源地球に巨大な天体(火星ほどの大きさか)が衝突して月ができた(複数の天体の衝突という説もある)。
 38億年前に地球上に生物が出現した。35〜27億年前にシアノバクテリアが酸素を創り出し、約20億年前にミトコンドリアを取り込んだ宿主が生まれた。5億年前に生物の大爆発発生期が生じた。こうした流れの中の地球44億年の歴史である。

 なお、NHKにて放映された太陽系をテーマとした番組では、巨大な木星は太陽の周りをまわりながら徐々に太陽に接近していった、とのこと。その間、太陽系のガス・塵・岩石・小惑星を重力により拡散させ、本来ならばできていたはずの惑星をつくらせなかったという。
 そして、徐々に出来つつある源地球にも近づいてきた。もしこのまま木星が接近してきていたならば地球は存在し得なかった。
 ところが、ある時に木星の接近が収まり、安定した軌道を回るようになった。これが今の木星である。木星をそうさせたのは土星だという。太陽と木星と土星の位置のバランスがとれたわけである。
 そして、その結果、地球は実に素晴らしい位置を保つことができたという。生命の発生はこうしてできたわけである。木星様様であり、土星様様である。

 ホーキング氏から外れてしまった。元に戻る。
 第三は、700万年の人類史である。ホモサピエンスに至るまでの人類史である。旧石器時代までの、文明というものが出現するまでの歴史である。

 第四は、DNAである。あらゆる生命体のDNAであり、DNA史である。昆虫のDNAとその歴史を知りたい。昆虫出現時のDNAと今の昆虫のDNAの違いを知りたい。蟻のDNAと蜂のDNAの関係性を知りたい。いったい、昆虫の祖先はどんな生き物だったのだろうか、どのような系統図が描けるのだろうか。知りたい。
 さらに、遺伝子組み換えとゲノム編集の未来を知りたい。蚤の跳躍力をもった人間、チータのように走れる人間、イルカのように泳げる人間、そして巨神兵のような巨大にして強靭な躰をもった人間が可能なのか否か、知りたい。

 すでに中国ではゲノム編集に基づいての遺伝子組み換え実験が行われているという(本当かどうかは確かではないし、どれほど研究が進んでいるのかはさらに確かではないが)。もしそうだとしたら、実験が成功して生まれてきた子どもたちが若者になった頃には、オリンピックの全種目の金を中国が獲得することになる。
 しかし、そうした中国の目論見も達成する前に、とんでもないことが起きるのではないかと、予測する。その予測が第五である。(2439)
posted by 矢島正見 at 14:00| 我流雑筆

2020年02月15日

『ビッグ・クエスチョン』A/4

 しかし、それでも面白い。ビッグバンの始まりは特異点。素粒子よりも小さな点から始まった。無限大の密度をもった一点である。ビッグバン以前には、時間も空間もない。
 空間がないということは、まったくの無である。空間の中に何もない、ということとは全く違う。
 時間がないということは、過去も現在も未来もないということであり、因果関係が成立しないということだ。したがって、「何故ビッグバンが起こったのか」という問はナンセンスである。それはビッグバンによって時間が出来た以降の問でしかない。ビッグバン以前に、その原因を問うことはできない。原因と結果は時間があるからこそ、成立するのだから。

 ブラックホールについては、「我流雑筆」の『宇宙はなぜブラックホールを造ったのか』(2361)で述べた。
 再度確認することは、ブラックホールにも時間と空間がないということだ。ブラックホールの入口は入る直前まで未だブラックホールではないので時間がある。ブラックホールの出口も出たところからはブラックホールではないので時間がある。その間は時間も空間もない。不思議である。人間で例えるならば、物を食べた。それはわかる。ウンコが出た。それもわかる。その間がわからない、ということだ。
 だいたい、ブラックホールには出口があるのだろうか。あるとして、出口と入口は同じなのではないか、いや、もしかしたら出口は外宇宙にあるのではないだろうか。そうなると、ブラックホールは現宇宙と他宇宙との繋ぎということになる。

 ところで、「エントロピー」というのが、どうもわからない。無秩序だとか、無秩序の量子・エネルギーだとか、宇宙を無秩序としての力学だとか。さっぱりわからない(ネットで検索してもわからない)。
 わかることは、宇宙物理学と量子力学とが、学問的には限りなく接近しているということだ。とてつもなく巨大な領域の学問ととてつもなく微小な領域の学問との二つが統合化しないと、宇宙の真の解明はできない、ということだ。気の遠くなるような学問である。

 欲を言えば、宇宙誕生の137億年前(138憶年前と書かれていることもある)から現在に至るまでの宇宙史、ビッグバン初期の状態、特に物質と反物質との関係、水素とヘリウムの発生、そして銀河の生成という宇宙史が欲しかった。
 また、全宇宙の80%以上を占めるダークマター(ダークエネルギー)についての解説が欲しかった。
 さらに無いものねだりで言えば、これからの宇宙の予測。太陽系の滅亡、銀河の滅亡、宇宙の滅亡を描いて欲しかった。(2438)
posted by 矢島正見 at 17:26| 我流雑筆

2020年02月13日

『ビッグ・クエスチョン』@/4

 スティーヴン・ホーキング『ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう』を読んだ。これは次男から借りた本である。以前、『ホーキング 宇宙を語る』を読んだことがある。
 「すごい」と思った記憶はあるが、それ以前も、その後も、宇宙に関しての書籍やらテレビ番組をかなり読んだり・観たりしているので、情報が重なり、内容の記憶があいまいである。ビッグバン、ブラックホール、多次元宇宙、ひも理論、等が解説されていたように思う。
 今回のこの本は、正直、『ホーキング 宇宙を語る』より劣るような気がする。それ以降、宇宙に関しての様々な本を読んだので、ショック度が緩和されたからなのかもしれないし、本書がやや俗的な人びとの関心に答える・応えるという方向性を示しているからなのかもしれない。
 前半は宇宙論、後半は「タイムトラベルは可能か」「宇宙に植民地を建設するべきなのか」といった、俗的な人々の関心への見解で構成されている。前半はかなり難解である。整理されて書かれているのではなく、学説史的に書かれているからである。(2437)
posted by 矢島正見 at 11:54| 我流雑筆

2020年02月07日

『縄文時代の歴史』A

 実に面白いので、今少し書く。

 ヒトが日本列島にやって来たのは、およそ4万年から3万8千年前とのこと。当時は最後の氷河期。海面は現在より100メートルほど低い。北は氷の海であり、北海道はサハリンや大陸と繋がっていた。(ただし、本州とは繋がっていない。津軽海峡の潮流が激しかったからだ。よって、北海道の縄文文化は本州のそれとはやや異なる。)また、瀬戸内海はなく、本州と四国と九州は繋がっていた。

 縄文の始まりは16,500年前。草創期は16,500〜11,500年頃まで。この間は旧石器時代と縄文時代との移行期(混在期)。移行期が5,000年ほどあることになる。なお、縄文時代は新石器時代であり、日本固有の名称である。(世界的に珍しい文化である。)

 当時の日本は寒冷期であり、針葉樹林におおわれていた。マンモス、ナウマンゾウ、オオツノジカという大型哺乳類が生存していた。(マンモスが日本にもいたのかと、疑問だが、書かれている。)

 温暖になってきたのは、11,500年頃で、草創期の終わり、早期の始まりである。東日本では落葉広葉樹林(ブナ、ナラ)が、西日本では照葉樹林が広がっていった。大型哺乳類は絶滅し(何故絶滅したのかは書かれていない)、イノシシやニホンジカが登場する。早期の縄文人の人口はおよそ2万人。(ということは、草創期では数百人から数千人か。その程度であろう。)

 縄文早期には、ヒトは犬と既にパートナーを組んでいた。猟犬である。しかし、弥生時代になると、ヒトと犬との関係は異なってしまう。犬は食料とされたのである。(水田に犬は不要というわけだろう。弥生人は犬を裏切ったわけだ。徳川五代将軍がその頃いなくてよかった。)

 温暖化は、約7,000〜5,900年前がピークであり、海水面は現在よりも2.5メートルほど高かった。その頃、東京湾は栃木県まで続いていた。また、利根川と霞ヶ浦はひとつになっての入り江であり、房総半島は本州から切り離され、ほぼ島となっていた。

 縄文時代の人口は中期(5,470〜4,420年前)が最も多く、26万人を越えていた。分布は東日本(中部・東海以東。ただし北海道は除く)に圧倒的に多く、推定人口22万7,200人、西日本(近畿以西)の推定人口は9,300人であった(ということは、北海道は2万5千か)。西日本は極めて少ない。弥生人が西から入り込んで来るのには実に都合が良かったということだ。

 およそ4,300年前頃に冷涼化し、東日本の縄文人の人口は激減した。(西日本ではいくらか増えている。)

 縄文文化から弥生文化への移行は地域によって全く異なる。北九州では3,000年前に既に弥生文化圏であり(弥生時代の始まり)、関東・中部では弥生時代中期中葉(紀元前200〜紀元0年)以降に弥生文化圏となり、東北地方以北では弥生文化はない(多分、古墳文化もないのではないだろうか)。東北地方以北では縄文以降は天皇支配の律令制国家に組み込まれる。

 北海道では、弥生時代ではなく続縄文時代と言う(のちのアイヌ文化であろう)。

 日本人のDNAの12%は縄文人。(少ないようだが、そもそも縄文人が晩期では10万人を割ってしまったくらいに少なくなってしまったのだから、それを考えると多い。)

 以上である。(2436)
posted by 矢島正見 at 12:13| 我流雑筆

2020年02月03日

『縄文時代の歴史』@

 『縄文時代の歴史』を読む。一般向けの書ではあるが、かなり高度な内容である。論述の構成も優れており、論考が体系化されている。また、細やかな文献提示がなされている。申し分なく、専門書・学術書である。
 縄文時代と縄文文化の多様性は複雑で理解しがたいが、旧石器時代からの5000年間の移行期(縄文時代草創期)から弥生時代との移行期期までの長い期間での時代・文化の推移がよくわかる。長く見積もれば、縄文時代は1万4千年続いたのである。
 さらに、寒冷期から温暖期にかけての気候変動と人々の暮らしの変容もわかる。寒冷で海面が100メートル下がれば、それなりの自然が出来、人はそれなりの生活をして、温暖で海面が100メートル上昇すれば、それなりの自然が出来、人はそれなりの生活をするものである。
 しかも、温暖化は徐々にやって来るものではない。50年という短期間に、温度が7〜8度も上昇することすらある。これには驚いた。
 現代社会・現代人よりも縄文社会・縄文人のほうが適応力は優れていたということのようである。今の時代、海面が100メートル上昇したら、世界中がパニックに陥る。1メートル上昇するという推定だけで、正義のイデオロギストやマスコミは叫び続けているのであるから。(2435)
posted by 矢島正見 at 21:47| 我流雑筆