2019年02月04日

『侍はこわい』

 司馬遼太郎『侍はこわい』を読んだ。時代劇8本からなる短編集である。
 8本ともに初期の作品であり、そして8本ともに秀作である。司馬遼太郎と言えば長編小説というイメージが強いが、短編もすごい。
 気楽に読めて、面白く、味わいのある作品である。絶品と言ってもよい。
 こんなことを想っていると、戦後日本文学の頂点は昭和20年代から40年代までだったのではないかと思えてくる。爺の昔を懐かしむたわごとではないような気がする。(2317)
posted by 矢島正見 at 23:23| 我流雑筆