2018年02月04日

織田作之助『競馬』

 読みやすいと言ったら、これも読みやすい。短編だし、物語性が強いからだ。しかし、強すぎて、織田のいいところがなくなっている。そもそも男の嫉妬をテーマにするということが、どうも私にはいただけない。(2175)
posted by 矢島正見 at 11:56| 我流雑筆

織田作之助『木の都』

 織田にしては情緒あふれる作品だ。他とやや異なる。「思い出の記」という風味がある。落ち着いた作品である。(2174)
posted by 矢島正見 at 11:55| 我流雑筆

織田作之助『六白金星』

 母と二人の子の物語であり、これもまた『世相』『アドバルーン』と同じであるが、こちらの方が読みやすい。短いということもあるが、会話の文が多く、改行が多いということ、そして物語の展開の筋がはっきりしているということ、からだ。
 とにかく、織田の小説は、紙面一面が文字で埋め尽くされているので、読むのにはかなりの根気がいる。(2173)
posted by 矢島正見 at 11:53| 我流雑筆