2017年08月30日

『南極物語』

 久しぶりに孫たちと『南極物語』を観た。
 日本は無謀な戦争を起こしたが、無謀は戦争だけではなかったようだ。日本人は細かな計画を立てるのはうまいようだが、骨太の計画には向いていないようだ。土台が出来ていないのに、内装に凝る大工みたいなものだ。土台はイデオロギーで細部は科学的、ということだ。
 まださほど国力が整っていない昭和30年代初頭の冒険。国際参加という国家復興イデオロギー最優先の国策である。そしてその次の国策がオリンピックだったのではなかったか。
 「宗谷」という実に小さな・砕氷能力の低い船ということ自体に大きな問題があったにもかかわらず、計画だけが先行してしまったようだ。天候に恵まれない限り、氷に阻まれて進めない船であることは科学的には確実であるのに、越冬などという、まさに無謀の計画であった。(2122)
posted by 矢島正見 at 00:01| 我流雑筆

2017年08月25日

孫たちの来襲

 5泊6日と、孫4人が来襲してきた。外堀は攻略され、三の丸も陥落したが、かろうじて踏みとどまった。
 ところが、一難去ってまた一難。今度は10か月の朱姫様が発熱。大変である。(2121)
posted by 矢島正見 at 16:53| 我流雑筆

2017年08月21日

平和への願い

 8月になると、毎年のこと、テレビでは戦争の番組が多く組まれる。しかし、そのすべては日中戦争・太平洋戦争・第二次世界大戦である。8月に原爆が投下され、終戦を迎えたのだから放映も当然と言えば当然だが、平和を祈るというのであれば、これはまた別。
 幕末の内戦も日清戦争も日露戦争も第一次世界大戦もあっていい。しかし、これらはすべて無視されている。幕末内戦も日清戦争も日露戦争も第一次世界大戦も、日本人にとってあまり平和を祈ることには向いていないようだ。
 幕末内戦後、内戦はもうこりごり、なんてことに国民はならなかった。日清戦争でも日露戦争でも、二度と戦争は致しません、とはならなかった。逆に、マスコミも国民も大喜びしていた。第一次世界大戦は、史上最大の大惨事を招いた戦争だったにもかかわらず、どこかで戦争をしているようだ、という認識で済ませてしまっている。日本人は悲惨さの認識などまったく抱かなかった。
 こうした意識にこそ、大きな問題が潜んでいることの反省が全くない。真に平和を願うのなら、勝利した戦争の反省も、他国での戦争の認識も必要である。負けた戦争だけ反省してても、それは半分だけの反省である。(2120)
posted by 矢島正見 at 10:51| 我流雑筆

2017年08月18日

7月の酒量報告(7月1日〜31日)

 酒量を日本酒に換算して、◎…3合以上、〇…1合以上3合未満、△…1合未満、×…無飲酒。
 1日…〇、2日…〇、3日…〇、4日…〇、5日…〇、6日…〇、7日…〇、8日…〇、9日…◎、10日…〇、11日…〇、12日…〇、13日…〇、14日…〇、15日…〇、16日…◎、17日…△、18日…〇、19日…〇、20日…〇、21日…〇、22日…〇、23日…〇、24日…〇、25日…〇、26日…〇、27日…○、28日…◎、29日…◎、30日…〇、31日…〇。
 以上、◎…4日、〇…26日、△…1日、×…0日。
 ◎を3点、〇を2点、△を1点、×を0点としての、ひと月の合計点は64点であった。(2119)
posted by 矢島正見 at 08:49| 我流雑筆

7月のご報告(7月1日〜31日)

●学内活動…大学雑務・雑用。授業準備。学部授業(講義・演習・調査実習)、大学院授業(講義・演習)。学生個別相談・指導。社会問題レポート採点。研究室会議、教授会、大学院会。院生食事会。教育実習生指導。社会調査試験問題作成・試験。社会問題ミニテスト実施・採点。
●学外活動…一般財団法人青少年問題研究会全体会。『青少年問題』査読。東京都万引き講演会。社会病理学会出版ワーキンググループ会合。社会病理学会会計監査。犯罪社会学会理事選挙開票作業。『青少年問題』著作権対応。
●研究・執筆活動…「日本における生活機能障害社会病理学の系譜(その3)」。
●読書(執筆のために読んだものは除く)…『金融史がわかれば世界がわかる』『戦争にチャンスを与えよ』。
●私的活動・出来事…Y氏お見舞い。ゼミ卒生来訪。愛女帝、虎皇帝、太大王、光大将軍お泊り。朱姫様ご一家4名中3名病気で倒れる。虎皇帝・朱姫様お預かり。タカオクリニック。(2118)
posted by 矢島正見 at 08:47| 我流雑筆

2017年08月11日

『徳川将軍家15代のカルテ』

 『徳川将軍家15代のカルテ』を読んで驚いた。後期以降(10代〜14代。15代は除く)の将軍の多くは、脚気が原因で死んでいる。10代・家治、13代・家定、14代・家茂である。白米ばかり食べていたからだ。驚きである。
 なお、身長は、江戸時代の男の身長とほぼ同じで150センチ台であるが、5代綱吉だけは124センチと極めて低い。(2117)
posted by 矢島正見 at 12:00| 我流雑筆

2017年08月09日

以前の記述・補

 これも以前の記述だ。しかし、いつのことか記録してなかった。

これはすごい。一人で多くの妊娠・出産を行った世界記録
 「ロシアのバレンティナ・ヴァッシュリーブさんは、69人もの子どもを一人で出産しました。あれ?一人で69人? 計算があわないのでは? と思われるのも当然ですが、なんと、40年間、27回の出産のうちすべての出産が双子、三つ子、四つ子で、一人で生まれてきた子は一人もいないそうです。」とのこと。

 こうして生まれた69人の子どもをバレンティナ・ヴァッシュリーブさんはどう育てたのだろうか。
 面白いニュースだが、生まれた子どものその後が気になる。(2116)
posted by 矢島正見 at 12:41| 我流雑筆

2017年08月06日

以前の記述D 万引犯の画像公開は「自衛」か「人権」か

万引犯の画像公開は「自衛」か「人権」か…専門家「人権侵害」の見方に小売業界反論(産経新聞 2017/2/20(月) 8:19配信)

万引犯とみられる画像を店が公開した事例(写真:産経新聞)
 万引被害を防ぐため、犯人とみられる画像を公開することは許されるのか。今月、各地の小売店が「万引犯」として防犯カメラ画像を公開していたことが相次いで判明した。専門家は名誉毀損(きそん)や人権侵害に当たると指摘する一方、薄利多売の傾向が強い業界の「苦肉の策」として心情的に理解できる側面もある。万引は警察に届け出があったものだけで年間11万件にも上る。それも氷山の一角とみられ、業界では常習犯の「ブラックリスト」をつくる動きまで出てきた。
 ■「死活問題だ」
 「個人的には言いたいことは山ほどあるが、今は何も話せない」
 今月上旬、万引犯とみられる人物の画像を店内に張り出していたことが明らかになった神戸市中央区の「セブン−イレブン」の店舗。画像を公開した意図について、男性店長はこう繰り返した。画像は顔をぼかす処理をしておらず、万引犯であることを示唆するように「全て見てますよ」と注釈を付けていた。
 その少し前には、千葉市中央区の「ファミリーマート」の店舗が、不審な動きをした男性客の画像に「万引犯です」と説明書きを加えて店内に掲示していたことが判明。眼鏡販売店チェーン「めがねお〜」の運営会社は東京都台東区の店舗で写した同様の画像にモザイク処理をしてホームページに掲載し、弁償に応じない場合はモザイクなしの画像を公開すると警告した。
 同様の騒ぎは過去にも繰り返し起き、その度に法務局が中止を要請するなど議論を呼んでいる。
 平成26年には25万円相当のブリキ製人形の万引被害に遭った古物商「まんだらけ」(東京都中野区)が顔写真の公開を予告したが、警視庁の要請で中止した。店側は当時、「万引は死活問題。自衛の手段だった」と説明した。
 ■社会秩序の混乱も
 近畿大法学部の辻本典央(のりお)教授(刑法)によると、防犯カメラ画像を個人が特定できる状態で万引犯として公開した場合、真犯人かどうかにかかわらず、名誉毀損罪が成立する可能性が極めて高い。被害弁償しなければモザイクを外すという警告も、強要罪などに当たる可能性があるという。
 辻本教授は「店側の切実な思いは理解できるが、法的には『やられたらやり返す』という私的制裁は許されない。店側は被害に遭ったときには司法手続きにのっとって被害を申告すべきだ」と指摘する。
 違法な権利侵害に対し、私人が法の定める手続きによらずに自力で権利回復を図る行為は、司法手続きが十分に整備されている以上、刑事・民事上では社会秩序の混乱を防ぐ観点から原則禁じられている。権利侵害の内容や切迫性によっては例外的に許容されるケースもあるが、基本的には警察の捜査という公的手段に委ねるしかないのだ。
 ただ、小売業界内では「万引件数が多すぎて、警察も簡単には動いてくれない。被害を訴えてもまったく抑止力にならない」(大手書店チェーンの従業員)との不満がくすぶる。
 ■4千億円以上の被害
 警察庁によると、28年の万引の認知件数は約11万2700件。ただ、在庫を確認して初めて被害が判明するなど警察に届けていないケースも相当数あり、約200の業界団体や小売店などでつくるNPO法人「全国万引犯罪防止機構」(東京都新宿区)は、被害額は年間4千億円を超えると推計している。
 「ルール違反を承知で画像を公開したい気持ちになることがある」。大阪府茨木市でコンビニを経営し、昨年10月から3カ月間で約25万円相当の商品を万引されたという男性(25)はこう話し、「自前で抑止するしかない中、きれいごとでは被害は防げない」と訴えた。
 機構では、万引常習者の顔写真をデータベース化し、公開でなく、事業者間で共有する構想を進めている。「ブラックリスト」をつくることで常習者を特定しやすくする狙いだ。
 中部や近畿などで「三洋堂書店」を展開し、機構の理事も務める「三洋堂ホールディングス」(名古屋市瑞穂区)の加藤和裕社長(56)は「個人情報保護法との兼ね合いなど課題も多いが、被害抑止を後押しするような解決策を提示したい」と話している。

 今のところ日本では、公開は規制されている。しかし、電車の痴漢などでは、「こいつが犯人」という映像の投稿が出てくるのは時間の問題かもしれない。そういう風潮を国がマスコミが十年以上前から創り上げたからである。
 また、全世界がネット社会時代に突入している。南米やアフリカ等で、画像が公開されるということは十分あり得る。いや、もう既に行われているのかもしれない。(2115)
posted by 矢島正見 at 09:20| 我流雑筆

2017年08月01日

以前の記述C 「若者の反乱が世界に連鎖した」

NHKスペシャル 新・映像の世紀「第5集 若者の反乱が世界に連鎖した」(放映:2016年2月21日(日)午後9時00分〜午後9時50分)

 若者の反乱史を肯定的に描いたドキュメンタリー番組である。世界中に連鎖した若者の反乱が世界を変えた、というストーリーであり、その最高の盛り上がりが東西ドイツ分断の崩壊である。
 しかし、ここに出てきた映像だけでも、若者の反乱は時代を過ぎた時点で見ていけば、プラスだけでなく多くのマイナスが含まれている。
 チェ・ゲバラの革命闘争はマイナス、中南米は未だにその後遺症を引きずっており、国内の不安定要因となっている。
 毛沢東の文化大革命も大きなマイナスであった。
 ベトナム戦争でのベトナム人の抵抗、世界各国、とくにアメリカでの反戦運動はプラスであった。
 パリの五月革命の学生運動はプラス・マイナス・ゼロ。
 東ドイツ崩壊・社会主義東欧陣営の崩壊・ソビエト連邦の崩壊はプラスであった。
 天安門学生反乱事件は弾圧された。これは「第5集 若者の反乱が世界に連鎖した」のなかで描かれた唯一失敗した事件だ。もし成功していればプラスであったろう。

 我が国に限定して考えてみると、次のようになるのではないか。
 幕末の若者(下級武士)の反乱はプラス。これが中高年(上中級武士)主体の改革であったならば、急激な変革は無理だったろう。
ただし、その後の日本が帝国主義化し植民地獲得競争に走っていったことを考えると、幕末と明治維新は単純にプラスとは評価し得ない。
 幕末の反乱の延長線上で行き着いたところが日清戦争であり、日露戦争である。この二つの戦争に関しては、大半の日本国民は肯定的であるが、私はそうは思っていない。既に帝国主義、植民地獲得競争に日本は突き進んでいた。
 そしてその延長が昭和初期の若者(下級将校)の反乱であり、マイナス。日本の崩壊を招いた。
 戦後の学生運動は60年代も70年代もマイナス。

 以上、若者の反乱は、プラスのこともあればマイナスのこともある。また、穏健な若者の時代もプラスのこともあればマイナスのこともある。時代はそんな単純ではない。(2114)
posted by 矢島正見 at 10:15| 我流雑筆