2017年07月10日

温暖期・寒冷期

 最近、自然科学の本を結構読む。犯罪学や社会学の本は読む気がしない。小説もあまり読む気がしなくなった。読んで面白いと思う本は、歴史書であり自然科学書である。もちろん、一般人向けの本である。
 本を読んでいて「へーっ」と思うことがいくつもある。
 億年単位で大きな気候変動があること、また数千・数百万年単位であること、そして10万年単位であり、23,000年単位であること。気候変動は、こうした巨大・大・中・小の幾つかがあり、定期性をもって現れるという。
 ただし、億単位の大変動であっても、人類が滅びることはない。地球全体が(赤道直下も)氷におおわれるだけのことであり、また逆に地球のどこにも(南極にも北極にも)氷床がなくなるだけのことである。他の惑星のように海の水がすべて蒸発することはない。海面が100メートルほど上下する程度である。
 温暖期は、生物の爆発期であり、多様期である。温暖の方が生物にとっては過ごしやすいという。海面が上昇して大変だと騒ぐのは近現代人だけのようだ。
 ただし、気候変動で9割以上の生物が死滅するということもあったという。しかし、その後は、生物の爆発的出現となる。大半の生物が死滅したが故の繁栄だという。
 小変動では、変動差は10度程度である。最寒冷期には、鹿児島が札幌になる程度であり、逆に最温暖期では札幌が鹿児島になる程度である。
 ここ300万年、地球は寒冷化を示している。しかし、10万年単位でも23,000年単位でも、今は温暖期にある。
 面白いことに、人工的要因での温暖化は、既に8,000年〜5,000年前からその兆候が表れているという。今に始まったことではない。農耕が自然を変えてしまったらしい。
 さらに面白いことは、今から11,600年前の最後の氷期の終わりは、突然に終わったという。1年〜3年の間に、急激に寒冷期は終了し、温暖期に突入したというのである。こんなことが現在起こったならば、大異変である。(2107)
posted by 矢島正見 at 13:17| 我流雑筆