2017年05月03日

三世代の病理

 「やせ形の祖母だと『低体重の孫が生まれやすい』(読売新聞 4/24(月) 15:50配信)」というネットニュースを見た。
 以下、引用する。

 「祖母がやせ形だと、孫が低体重で生まれる傾向があるとの研究結果を国立成育医療研究センター(東京都)がまとめた。」
 「母親がやせていると低体重の赤ちゃんが生まれやすくなることは知られているが、3世代にわたる可能性が示されたのは初めてという。」
 「同センターの小川浩平医師(産科)らが妊婦約340人を調査。妊婦自身が生まれた時の母子手帳から祖母の体重を調べ、妊婦が生んだ赤ちゃんの体重との関係を分析した。」
 「祖母をBMI(体格指数)に基づいて、「やせ」(BMI18・5未満)や「標準」(同22〜25)などのグループに分類。祖母が「標準」だと、赤ちゃんの体重が平均3125グラムなのに対し、「やせ」の場合は、それより低い同2935グラムだった。」

 以上である。
 既に10年ほど前から、母から娘へ、その娘からさらに娘へと、痩せ願望が文化的に遺伝しているとの警告を発していたが、やはり現実となっているようだ。
 こうした病理は、三世代で終わりにしていただきたい。「ガングロ」「ルーズソックス」などという逸脱的カッコよさはすぐに終わるが、快楽感情を根底としての美しさのカッコよさは長く続く。それ故に、被害も長く続く。既に50年続いている。逸脱的流行の賞味期限の5年ではない。だからこそ恐ろしい。(2084)
posted by 矢島正見 at 11:03| 我流雑筆