2017年04月07日

雑感:強姦の厳罰化D

 性の解放に基本的には賛成してきたのだが、そしてフェミニストとはこの点では一致を見出せると思っていたのだが、どうもそうではなかったようだ。
 フェミニズムの性行動(性労働)に対しての思考には、二つの分派があったはずである。一つは男性の女性への性的支配との対決という思考であり、今一つは女性の性解放という思考であった。
 前者は女は男に性行為の次元においても支配されているという前提に立つものである。よって、売春する女よりも買春する男を問題視する。後者は、売春は女性の労働であるという視点に立ち、売春の法的取締りそのものを問題視する。
 10年ほど前までは、後者の方の勢力が強かったように思えたのだが、今では逆転したようだ。
 それ故に、今では後者の見解は世論としては弱体化し、前者の勢いが増してきている観がある。「売春は労働である」、「売春・買春は契約である」、「問題は、それらをめぐっての言説である。トラブルである」という言及は、今のネット社会では流行らないし、いわゆる有名人が発言したとしたら炎上ものであろうし、マスコミ界では発言者に対して悪のッテルが貼られることであろう。(2075)
posted by 矢島正見 at 20:00| 我流雑筆