2016年09月19日

整理能力

 先日、一流と呼ばれる人とそれ以外の人との違いは整理能力があるか否かである、という雑文を読んだ。机の上中・パソコンの中・整理ファイル・カバンの中・財布の中、これらがきちんと整理整頓されている人は一流である、と言う。
 私自身を振り返り、たしかにそんな気がする。
 今から十年ほど前までは、私の研究室は実に整理・整頓されており、パソコンの内部も整理されていた。カバンの中も財布の中も整理されていた。
 私は物が多いのが大嫌いなたちであり、何もない部屋で心が安らぐたちである。また、神経質で、きちんと整理されていないと気が済まないたちである。
 よって、十年前までは、私は一流だったのかもしれない。ところが、今では実にひどい。研究室は書類の山。整理が追い付かず、とうとう諦めた。パソコンの中も雑然としている。情報が多すぎて、処理不能。財布の中はカードだとか、領収証だとか、サービス券だとかでごった返している。それで財布が膨れ上がっている。つまり、今の私は二流以下に転落しているのである。
 昔から続いているのは、お札を整理して財布に入れているということだけだ。お札は一向に増えないから私の整理能力で十分管理できる。それと、食事時の料理の配列や酒・コップの置き場所は、昔以上に整理されている。こだわりどころが学問から酒へと変わったのかもしれない。(1999)
posted by 矢島正見 at 10:17| 我流雑筆