2016年07月25日

金子常規『兵器と戦術の日本史』「第七章」

 「第七章 陸の鉄砲・海の大砲――朝鮮の役」。秀吉の朝鮮半島出兵である。これはタイトルが面白い。
 半島での戦いでは、問題は多々あったものの、日本軍は陸の戦いでは明軍に勝っていた。それは鉄砲の威力の違いであった。海の戦いでは明軍が日本軍に勝っていた。それは大型戦艦とそれに備え付けられた大砲の違いであった、という。
 この説は、多くの研究者が論じているところである。信長が巨大戦艦によって毛利水軍を撃破したにもかかわらず、秀吉はその教訓を学んでいなかったということである。陸戦経験豊富で城郭攻撃得意の秀吉の限界であった。(1971)
posted by 矢島正見 at 14:42| 我流雑筆