2016年07月23日

金子常規『兵器と戦術の日本史』「第二章」@

 これから、ようやく「第二章」が始まる。
「第二章 律令徴兵歩兵の誕生と終末--蝦夷百年戦争」…これもまたサブタイトルが面白い。
 朝鮮半島の覇権を断念した大和朝廷は、今度は東に目を向ける(つまり、言い換えれば、それまで大和朝廷にとって東は異境の地であり、ほとんど関心を示していなかった、ということだ)。
 こうして、蝦夷への侵略戦争が始まる。これは百年の歳月を要したが、武力に勝る・そして戦いに慣れている大和朝廷の勝利で幕が閉じる。
 「海北四百年戦争」という戦争に明け暮れた弥生闘争文化が戦争無知・未経験の縄文平和文化を滅ぼした、と言ってよいであろう。
 これで、1万年にも及んで平和な時代を築いた縄文時代は幕を閉じるのである。
 平和な民族の国に戦闘的な民族が侵入してきたときには、必ずと言ってよいほど平和な民族が滅びる。(1969)
posted by 矢島正見 at 11:50| 我流雑筆