2015年10月16日

「『日本海軍の興亡』からの近代日本戦争史雑考」その34

 マスコミと同じことが国民にも言える。日本の国民は浮かれすぎた。明治の後半頃からそれがひどくなっていった。
 日清、日露と「勝った、勝った」と大はしゃぎし、朝鮮合併賛成、台湾合併賛成、満州侵略賛成、満州国建設賛成と大はしゃぎし、軍部の侵略に好意を示し、我も我もと満州開拓団にはせ参じた。つまり、侵略に加担した。
 そして日中戦争と太平洋戦争初期までは勝った勝ったとやはり大はしゃぎし、太平洋戦争後半の戦局が怪しくなりだし、本土が空爆されてから気分が変わり、終戦後はほんとは戦争は嫌だったと言い出し、だまされていたと言い出し、自己の無知を顧みず、はしゃいだことはけろりと忘れ、自分たちには一切責任はないと思い込み、国民は犠牲者だと思い込み、個人的な悲惨さを戦後一貫して主張しているのである。
 日清戦争の開始(1894)から大東亜戦争終結(1945)までのほぼ50年間のマスコミと国民の戦争加担史(全4巻ほど欲しい)があるか否か、今度検索してみようと思う。(1848)
posted by 矢島正見 at 16:23| 我流雑筆