2015年09月04日

「『日本海軍の興亡』からの近代日本戦争史雑考」その26(再開)

 目立って日本の外交戦略がおかしくなったのは、ここからである。
 軍備拡張派・対外強硬派が主流となっていく。軍縮派・外交派は左遷され、予備役に回され、軍の中枢から撤退していく。そしていつしか統合本部が海軍省よりも権力をもつようになる。
 大陸では関東軍が勝手に動き出し、国内ではテロが横行する。戦争への道である。
 幕末・維新革命時から続いた「尊皇攘夷」思想の形を変えての復活である。「現人神(あらひとがみ)」信仰であり「鬼畜米英」観である。
 日露戦争終結後、わずか25年のことである。(1832)
posted by 矢島正見 at 10:59| 我流雑筆