2014年12月01日

駆け引きの風林火山E グローバル化時代の国際(多国間)紛争(2)

 大国となり覇権主義を顕在化させた中国。アメリカとともに世界を二分して支配しようということのようだ。ヨーロッパと南北アメリカはアメリカが、アジアと太平洋諸国は中国が、ということではないだろうか。
 アメリカは覇権主義国家なのに何のお咎めもない、国際的な批判もない。中国が覇権主義国家になって、なんで文句言うのか、日本やフィリピンはアメリカ支配下で文句を言わなかったのに。文句があるなら力づくでこい、もはや中国に敵うのはアメリカのみ。とまあ、こんなものなのか。
 この中国に危機意識を抱いたアメリカと日本は、中国包囲網を構築しようと躍起になった。しかし、そのアメリカですら貿易では中国に依存しなくてはやっていけない、日本も同じことである。インドですら、そして東南アジア諸国でも、貿易の中国依存はすさまじい。逆に言えば、だからこそ、中国は攻めに出たのである。
 こうした相互依存関係での対立では、互いに有効な手段を打つことは難しい。包囲網を創り上げ、国際的に批判を高めていく以外に有効な手段は考えづらい。(1689)
posted by 矢島正見 at 23:22| 我流雑筆