2013年04月14日

時代区分

 「歴史小説のわからないところ@」で、江戸時代を「初期」「前期」「中期」「後期」「末期」と表現した。しかし、私に明確な時代区分があって書いたことではない。
 「江戸時代初期」は3代将軍家光までか。とすると、1603年から1651年までとなる。およそ50年間である。ここで徳川幕府は完成する。
 「江戸時代前期」は4代将軍家綱から5代将軍綱吉までとすると、1651年から1709年までとなる。60年間ほどだ。幕府崩壊の根は既にこの頃からできている。財政の悪化と政治の官僚化・儀礼化である。長期展望の改革が必要であった。
 「江戸時代中期」は6代将軍家宣から9代将軍家重までとすると、1709年から1759年まで50年間となる。表面的には実に平和な時代であった。ただし、すでに武士の時代は終わりつつある。幕藩体制の大手術が必要であったが、吉宗の改革は内科の治療にすぎない。
 「江戸時代後期」は10代将軍家治から12代将軍家斉までで、1759年から1837年までの、およそ80年間である。この時期が一番長い。天下泰平の時代であった。この時期に日本は経済的にも政治的にも科学・技術的にも世界の後進国と化した。さらにマルクス的に言えば、生産力と生産関係が決定的に分裂・相克し、下部構造が上部構造を崩壊させつつあった。
 そして、「江戸時代末期」は、13代将軍家慶から15代将軍慶喜までで、1837年から1868年までの30年間である。家慶の無能さ、幕藩体制の機能不全、幕府官僚の形骸化、危機意識の欠落、天皇神話化、等々が顕在化する。
 以上、さほどの論拠があるわけではないが、区分してみた。(1435)
posted by 矢島正見 at 12:57| 我流雑筆