2012年10月08日

続・言葉の不思議 O夫婦対語

 これは実に難しく、複雑だ。「夫 対 妻」がはっきりしているだけだ。
 「亭主」と「主人」の差異がはっきりしない。この対では「女房」「かみさん」「奥様(さん)」が出てくる。会話のいくつかを想定すると、そうなってしまう。つまり、「亭主・主人 対 女房・かみさん・奥さん・奥様」ということだ。あえて区分すれば、「亭主 対 女房・かみさん」、「主人 対 奥さん・奥様」だろうか。
 「宿六」では「かかぁ」「化けべそ」が対となるだろう。ところが、「宿六」とは「宿のろくでなし」の略とのことと辞書にあるが、「化けべそ」は国語辞典にも古語辞典にもない(落語の世界にはあるのだが)。さて、そうなると、「宿六 対 かかぁ」になるのだが、「かかぁ」や「おっかあ」は、母親の意であり、「おっとう 対 おっかあ」の対と矛盾する。
 なお、最近では「主夫 対 主婦」があるが、これは味気ない。「殿(様) 対 奥方(様)」があってもいい。(1370)
posted by 矢島正見 at 22:39| 我流雑筆

続・言葉の不思議 N人称対語

 「I vs You」……「俺 対 貴様・お前」「僕 対 君」「あたし 対 あんた」「私 対 貴方」「わたくし 対 貴方様」となるであろう。
 「I vs We」……「俺 対 俺たち」「僕 対 僕たち」「あたし 対 あたしたち」「私 対 私たち」「わたくし 対 わたくしども」となるであろう。これは簡単。
 「I vs They」……「俺 対 あいつ」「僕 対 あの人」「あたし 対 あいつ」「私 対 あの方」「わたくし 対 あちら様」となるであろうか。自信なし。(1369)
posted by 矢島正見 at 22:38| 我流雑筆