2012年06月21日

雨冠

 漱石の『草枕』に「霧」「霞」「靄」が出てきた。視界をさえぎる程度は「霧>霞>靄」だそうだ。そこで、雨冠の漢字を調べてみることにした。
 雨(あめ)、雲(くも)、雪(ゆき)、雷(かみなり、いかずち)、霧(きり)、霞(かすみ)、靄(もや)、霜(しも)、露(つゆ)、霰(あられ)、雹(ひょう)、霙(みぞれ)、雫(しずく)と出てきた。
 ところが、ひとつわからないのがある。震(しん)である。他の全ては地上の水分に関連していて同類の自然現象であるが、震は「地震」「震動」「震撼」等、震える現象であり、自然現象とは言え、明らかに異なる。本来なら「土」と「辰」を組み合わせて作るべきはずなのだが、何故「雨」なのか、不明。(1323)
posted by 矢島正見 at 13:47| 我流雑筆