2011年08月27日

3月11日・その1

その日の午後、昼食を食いに家を出た。13時頃のこと。
 行きつけのカラオケスナックで昼食をやっていたので、そこに入った。昼からおばさん・おじさん連中がカラオケをやっている。私は、後ろの座席で、飯を食いながら、仕事。
 14時を過ぎて、仕事を仕舞い、前のカウンターに移り、水割りを飲み、カラオケで一曲、二曲。そのとき突然、ぐらぐらと動き始めた。最初はゆっくりと揺れていたが、そのうち徐々に揺れが激しくなり、すごい揺れが襲ってきた。客はドアを開け、外に。電柱がぐらぐらと揺れている。立っているのが怖いくらいだ。
 ただし、店の棚やカウンターからグラスが落ちるということはなかった。したがって、その時点では、「すごかった」という印象に過ぎなかった。
 ところが、その後、また地震が襲ってきた。今回もこれまたすごい。
 揺れが収まってから、カラオケを出て、虎徹(2歳の孫)の保育園のあるマンションに向かった。踏切が降りていて、通ることが出来ない。踏み切りの向こうにあるマンションは何事もなかったようだ。騒いでいる様子もない。
 そこで、いったん我が家に帰ることにした。途中、成田エキスプレスが停まっていた。そして、車両から客が大きなトランクを抱えて、降りてきて、駅員の誘導にて線路を歩いていた。
 我が家に帰ってみて、驚き。
 一階のリビングのテレビが床に落ちている。しかし、割れていない。ひと安心。食器棚は無事だったが、中のグラスは全て倒れている。しかし、鎖で開かないようにしていたのが幸いした。グラスは割れてなかった。ここでもひと安心。倉庫の棚は倒れ、傾き、本や食料等が一面に散らばっている。
 二階では、私の部屋は本や書類がなだれ落ち、入ることも出来ない。箪笥も転げ落ちている。三階はたいしたことなく、パソコンは無事のようだ。
 家の構造自体はおかしくなっていないようだ。大変なことになってはいたが、危険はない。
 全体を点検したあと、テレビだけ元に戻して、虎徹救出に向かう。相変わらず遮断機は落ちている。それを無視して踏み切りを渡り、保育園へ。
 虎徹はいたって元気。私に飛びついてきた。虎徹と我が家へ行く。止まっている成田エキスプレスを見て、「でんちゃ、とまってるねー」と不思議がる虎徹。(1184)
posted by 矢島正見 at 16:03| 我流雑筆