2006年04月09日

徒然自分史(13)鼻K

 口の中、その上部をメスで開き、めくり返して、頭蓋骨をあらわにし、鼻の奥、目の近くの、蜂の巣のようになっている骨をガリガリとメスで削り取り、血膿を吸い出すという、十数年前とほぼ同じ手術が行われた。
以前と異なっているところは、さらに鼻の奥の危険なところであるということだ。
ただし、手術自体は以前より楽だった。その間、技術が向上したからだろうか。また、術後、しばらくの間は仰向けに寝て、氷で冷やし続けたのだが、これも比較的楽で、四日目頃からは、横向きに寝ることが出来た。
一番楽だったのは、鼻の奥に詰めたガーゼを抜く作業。以前は、1メートル近くのガーゼが左右各3本入っていて、それを抜くときの痛さと大変さは、以前書いたとおり、まさに地獄であったが、それが実に簡単になっていた。
まず、右左から、40センチほどのガーゼを引き抜いた。このとき、「今回のガーゼは随分短いな」と思った。そして、「この分では、左右各6本くらい入っているのでは」と思った。
さて、翌日、2本目のガーゼ抜き。引き抜くとき、いくらか引っかかったが、それでも、左右共に、出血なしでうまく抜けた。
で、医者曰く。「これで全て終わりです」。「えっ?!」と思った。「うそっ!」と思った。しかし、本当だった。地獄のガーゼ抜きはこれで終わり。
posted by 矢島正見 at 00:00| 我流雑筆