2002年10月24日

トイレ考

 女装した人が女子トイレに入り、通報され、鉄道警察に逮捕されたという新聞報道で、トランスジェンダー界は、大きな波紋を呼んでいる。様々な意見・論が飛び交っている。
でも、誰一人として、男子トイレと女子トイレとが別れていることに疑問を呈さない。
ほんの30年ほど前までは、小さな駅などはトイレは一つで男も女も共有していた。喫茶店や飲み屋などもそうだった。区別があるのは大便用と小便用の違いのみ。
江戸時代、いや多分もっと前から男と女で性域の区別はなかったはず。
それが、いつの間にか、あたかも当然のように男子トイレと女子トイレの区別ができ、それが「神聖にして犯すべからざるごとし」となった。
女の性を男の性から守るという大義名分の下での、男の性域と女の性域との区分けである。以来、覗くことが大事件のような、覗かれた女は大被害のような、そんな文化が自明としてまかり通った。
まさに性的時代の大きな流れの一つである。
posted by 矢島正見 at 00:00| 我流雑筆